宮沢賢治の産湯の井戸公開

毎年8月、花巻市鍛治町の宮沢商店敷地内で宮沢賢治の産湯の井戸が公開されます。

賢治さんの産湯の井戸公開は今年で17回目

宮沢賢治さんの産湯を見学するためには、通常宮沢商店さんの許可が必要ですが、毎年8月に関しては特別一般公開されます。

本年2018年は8月1日から30日まで、日曜日を除く9時から17時まで無料公開されています。

宮沢賢治産湯の井戸

賢治さんの産湯の井戸は花巻市鍛治町、宮沢商店敷地内にあります。

通常は門が閉まっていて、井戸を見ることはできませんが、8月は特別に日中開門されています。

「注文の多い料理人」風に言うなら「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」という状況です。

宮沢賢治産湯の井戸

宮沢賢治産湯の井戸に関する説明文が門の前に設置されています。

宮沢賢治は、明治29年(1896年)8月27日稗貫郡花巻川口町大字里川口(現花巻市豊沢町)で生まれたことになっています。しかし実際は、母イチの実家、ここ鍛治町の宮澤善治家(宮善、現在宮澤商店)で誕生したのでした。それは当時は産院がなく、長子は母親の実家に戻って出産するのが常であったのです。

宮沢賢治の母イチの実家(賢治誕生の家)から

宮沢賢治産湯の井戸

道路側から見る宮沢賢治産湯の井戸

賢治さんは、宮澤善治さんにとっての初孫となります。井戸から水を汲み上げ、産湯を沸かし、あわただしく出産準備が行われたであろうことが産湯の井戸に関する説明文に書かれています。

宮沢賢治産湯の井戸

宮沢商店敷地内から道路に向かって見る賢治さん産湯の井戸

公開日開始の8月1日、お披露目式が行われ、年に1度の清掃と水が汲み上げられます。

宮澤賢治産湯の井戸

現在も水が湧き出て、汲み上げ可能な産湯の井戸

深い深い井戸の中。水を汲み上げるのも重労働でしょう。

お披露目式の際の汲み上げも複数人で行われました。

宮澤賢治産湯の井戸

井戸は深く、肉眼では見ることができません。

産湯の井戸の説明書きが井戸のそばにも設置してあります。

花巻では宮澤の姓はそれほど多くありませんが、宮澤家同士の結婚となったわけです。

ちなみに花巻に多い苗字は、佐藤や高橋、小原、伊藤、阿部、菊池、菅原、佐々木など。他の地域にそれほどない苗字で多いのは高野橋(たかのはし)、五内川(ごないかわ)、似内(にたない)などです。

宮沢賢治産湯の井戸

宮沢賢治産湯の井戸の説明

数年前に訪れた際は、係の女性が様々なお話をしてくれました。

本日(平成30年8月11日)、12時過ぎの昼食タイムということでしょうか、どなたもいらっしゃいませんでした。

賢人さんが好きだったラムネ(やぶ屋ではそばと一緒にサイダーを頼んでいたので、炭酸飲料が好きだったのでしょうね)が販売されていました。

懐かしい唐傘や宮善さんの半被、賢治さんが写っていると思われる写真などが飾られています。

懐かしさ、昔の道具や資源は人を和ませる力があるんですね。

宮澤賢治産湯の井戸

賢治さんが好んでいたラムネが販売されています。

8月は宮沢賢治記念館や羅須地人協会、賢治詩碑などともに訪れることをおすすめします。

賢治さんを身近に感じることでできる場所のひとつです。

花巻市鍛治町賢治産湯の井戸

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