早池峰と賢治の展示館

早池峰と賢治の展示館はおすすめ観光スポット。

宮澤賢治さんの童話には動物がよく出てきます。擬人化された猫やどんぐりが会話をしたり、怒ったりと、童話でありながらリアル感たっぷりで、大人になっても楽しめる作品が揃っています。

大迫地区は花巻の北東に位置し、市街地から車まで約35分を要します。「猫の事務所」、「どんぐりと山猫」、「風の又三郎」などは大迫、早池峰山が舞台と言われています。

賢治さんは大迫に頻繁に宿泊しており、賢治さん作品は大迫と深い関わりがあります。

大迫に平成19年10月、「早池峰と賢治の展示館」が会館しました。

早池峰と賢治の展示館

早池峰と賢治の展示館は大迫町商店街の表通りにあります。

入り口の左側の説明書きを見ると、賢治さんと大迫、賢治さんと早池峰山とのつながりが明確になってきます。

以下掲示からの抜粋です。

宮沢賢治と大迫は、深いつながりがあります。賢治は、盛岡高等農林学校の研究生の頃、稗貫郡内の脂質・土壌調査のため大迫を訪れていますが、この調査に携わることにより、多くの作品を生み出すことになったといわれています。それから度々、賢治は大迫を訪れ、早池峰山にも数回登山したといわれています。花巻農学校教師時代には、早池峰山をテーマにした詩「山の農明に関する童話風の構想」を作っています。

早池峰と賢治の展示館

宮澤賢治ゆかりの地 「早池峰と賢治の展示館」の紹介

明治35年(1902年)に花巻町(現在の花巻市花城町)に建設された稗貫郡役所は、賢治の寓話「猫の事務所」のモデルではないかといわれています。新合同庁舎建築のため、旧大迫町に払い下げられ、役場の第二庁舎として活用されていましたが、平成19年、大迫交流活性化センターの建設に伴い、「早池峰と賢治の展示館」として復元されました。
館内では、宮沢賢治が大迫に残した足跡を知ることができるほか、大迫における宮沢賢治ゆかりの地の情報拠点として、様々な資料を取り揃えています。

以上が「早池峰と賢治の展示館」誕生の由来です。

本日は日曜日で受付にはどなたもいらっしゃいません。どなたさまもご自由にお入りください。販売品もあるようですが…田舎だから心配不要でしょう。

和傘

和傘はからかさ小僧(ゲゲゲの鬼太郎)を連想させます。

ではでは、自由に入らせていただきます。先客様も何人がいらっしゃるようです。駐車場には3台ほど駐車。高崎ナンバーもありました。

早池峰と賢治の展示館入り口

早池峰と賢治の展示館入り口。

スリッパとわら草履が選択できます。う~ん、スリッパにしましょう。

第一展示室

一階の第一展示室周辺はねこ、猫、ネコです。

猫の事務所を楽しみましょう。

第一展示室は、「猫の事務所」がメインです。事務長さんがどっしり座っていますね。

たいした業務もないようなので、天下りでは……ないですよね。

猫の事務所を再現

猫の事務所を再現

猫を擬人化、寓話「猫の事務所」のあらすじを読むと、エリートや縦社会の関係が表現され、猫の世界が今の政治や官僚、大企業など人間関係を皮肉っているかのようです。賢治さんの思いは皆が幸せになること、賢治さんの視点は二歩先三歩先を見据えていたのですね。

猫の事務所

猫の事務所あらすじ

どんぐりと山猫は、裁判の場面も出てくる楽しくも考えさせられる童話ですね。

どんぐりと山猫

どんぐりと山猫に出てくるのは早池峰山がモデルだったのでしょう。

風の又三郎

風の又三郎も大迫と深い関係があったのですね。

早池峰山

賢治さんも登った早池峰山。花巻で生まれ育った人なら学校遠足でなじみのある山ですね。

さあ、二階の童話の世界へ進みましょう。

二階展示室

二階にも見どころがたくさんありました。

どんぐりと山猫

どんぐりと山猫は早池峰山周辺が舞台ですね。

以前に車で、早池峰山を目指していると、途中で山猫の像が確かにありました。

大迫賢治マップ

大迫賢治さんマップ

石川旅館を再現

賢治さんが頻繁に泊まった「石川旅館」を再現しています。賢治さんは下戸で、花巻の老舗そば屋「やぶ屋」では蕎麦にサイダーを合わせていたのは有名な話です。宴会では飲まなくても自分なりに楽しんでいたのか、それとも皆に合わせていたのでしょうか。

石川旅館

賢治さんが頻繁に宿泊した石川旅館を再現

早池峰と賢治の展示館の印象

本日初めて入館しました。賢治さんに関する資料、大迫・早池峰山との関わり、賢治さん作品の誕生、宮沢賢治記念館やイーハトーブ館とは差別化されたユニークな展示館となっています。

賢治さん資料

賢治さん両親の写真や資料

懐かしい資料がありました。私は昭和42年頃(小学校低学年)、以下の画像にあるような机で授業を受けていました。机は2人用で、男子女子が並んで座っていたと思います。ちょうつがいで留められた机が開き、中に教科書やノートを入れていました。椅子は二人がけではなく、一人がけだったと思います。実際に椅子に座り、机を開けてみました。先客さんも懐かしそうに同じ行動をとっていました。

机とオルガン

懐かしい机とオルガン

「早池峰と賢治の展示館」と同じ敷地内に花巻大迫交流活性化センターがあります。

花巻市大迫交流活性化センター

花巻市大迫交流活性化センター正面

こちらには職員さんがいらっしゃるので、「早池峰と賢治の展示館」内の商品を購入できるのでしょう。

花巻大迫交流活性化センター

交流活性化センター内

前出した「山の農明に関する童話風の構想」が早池峰を歩いた宮沢賢治という言葉とともに大きく掲示されています。

大迫といえば、神楽と言われるほど。早池峰神楽の写真、神楽に関する資料が多く存在します。

早池峰神楽居

早池峰神楽は花巻を代表する舞です。

早池峰と賢治の展示館の入館料は無料。大迫における賢治さんの足跡、存在を十分に感じることができる施設です。

これほど、素晴らしい施設とは思いませんでした。

皆様に来館をおすすめします。

花巻市大迫町早池峰と賢治の展示館

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