花巻は宮沢賢治さんが生まれ育った街です。

花巻には賢治さんゆかりの観光スポットが数多くあります。

おすすめの賢治さんスポットをランキング形式で紹介します。




1位 羅須地人協会(らすちじんきょうかい)

賢治さんは花巻農学校で教鞭をとっていました。

花巻農学校は、現在花巻農業高校となり、花巻市葛に位置しています。

その敷地内に「羅須地人協会」があります。

羅須地人協会

賢治さんの農民への伝言板「下ノ畑ニ居リマス」賢治

賢治さんの伝言板 羅須地人協会の入り口「下ノ畑ニ居リマス」賢治

羅須地人協会とは、かつて花巻市桜町に位置し、農民とともに働き、語り合った私塾のことです。

平日は花巻農高から鍵を借りて、見学ができますし、土・日・夏休みは自由に見学ができます(連絡確認されたほうがよろしいです)。

羅須地人協会冬の風景

冬の羅須地人協会の風景。賢治さんの銅像は2006年に建立されました。

羅須地人協会冬の風景。賢治さんの銅像は2006年に建立されました。
外観には有名な「下ノ畑ニ居リマス 賢治」という賢治さんの伝言、居室内には「風の又三郎マント」、賢治さんが実際に弾いていたオルガン、賢治さんの妹のトシの寝床など、賢治さんを身近に感じられる品が置かれています。
賢治さんを愛する方には、感動的な施設です。

宮沢賢治先生の家紹介

花巻市葛1-68

2位 照井菓子店

花巻市大通りに「経木(つけぎ)だんご」という黒蜜だんごで知られているだんご店があります。

照井だんご店

花巻市大通りの照井だんご店。向かって左側に「春と修羅」の石碑があります。

花巻市大通りの照井だんご店。向かって正面に石碑があります。賢治さんは、この店の2階で活版印刷に携わっていました。

店舗に向かって左側に賢治さんゆかりの地として「銀河鉄道の夜」と活版所跡という表記、及び「心象スケッチ春と修羅の印刷所跡」の石碑があります。春と修羅は第一集から第三集まである詩集です。

照井だんごー経木団子

経木(つけぎ)だんご。噛むと甘い甘い黒蜜が流れますので、一口で食べましょう。

経木だんごは、3個1櫛100円(2018年現在)。1個全部口に入れないと蜜がこぼれ、服が汚れますので要注意です。

経木だんごの他に、お茶もち(1櫛80円 2018年現在)も美味しいです。

花巻市大通り2丁目-7-6

3位 未来都市銀河地球鉄道壁画+銀河ポッポからくり時計

花巻駅(在来線)の北側200mほどに位置するの「未来都市銀河地球鉄道壁画」、花巻駅南側100mほどに位置するのが「銀河ポッポからくり時計」です。

日中は壁に薄っすらと何かが描かれているのが分かる程度ですが、夜になると鮮やかに「未来都市銀河地球鉄道」が浮かび上がってきます。

未来都市銀河地球鉄道壁画

幻想の世界にようこそ。ライトアップされた未来都市銀河地球鉄道壁画。

まさにファンタジーの世界ですね。ライトアップ時間は日没から午後10時までです。

↑動画になっています。蒸気機関車の楽しいメロディーと人形たちのユニークな動きをお楽しみください。

「銀河ポッポからくり時計」は、賢治さん作品「銀河鉄道の夜」の登場人物ジョバンニとカンパネラをモチーフとした、光りとともに動き出すからくり時計、花巻駅前のNAHANプラザに併設されています。午前10時から午後10時までの毎正時、4分間のショータイムスタートです。在来線の花巻駅近くです。

花巻市駅前大通り1丁目1-43-2

4位 宮沢賢治イーハトーブ館

宮沢賢治イーハトーブ館は、宮沢賢治記念館や宮沢賢治童話村と比較すると、それほど知られていない施設だと思います。

宮沢賢治イーハトーブ館

イーハトーブ館は賢治記念館や童話村とは差別化された雰囲気、作品が展示されています。

私は3回訪れましたが、宮沢賢治記念館と同様に素晴らしい施設です。

東北砕石工場に携わっていた頃の賢治さんの詳しい資料、賢治さんの図書も豊富に取り揃えられており、閲覧、購入が可能となっています。

賢治さんに関する貴重な資料、特に東北砕石工場時代の数少ない資料が展示されています。

賢治さんに関する貴重な資料、特に東北砕石工場時代の数少ない資料が展示されています。

賢治さん作品のアニメ上映は、おすすめです。

「注文の多い料理人」の無声アニメだからこそのドキドキ感、「どんぐりと山猫」の個性豊かなキャラクター。大きなスクリーンなので、全てのアニメが臨場感たっぷりです。

あえて、宮沢賢治記念館と宮沢賢治童話村よりおすすめといたします。

花巻市高松1-1-1

5位 宮沢賢治記念館

賢治さんがよく訪れていた、花巻が一望できる胡四山(こしおざん)。

そんな賢治さんが愛していた山の頂に宮沢賢治記念館ができました。

宮沢賢治記念館

宮沢賢治記念館の正面に位置する猫の事務所のキャラクターが出迎えてくれます。

賢治さんの生い立ち、年表、原稿、作品の資料、特別展示など賢治さんに関するものがほぼ揃っている感があります。

新花巻駅からタクシーで5分程度。見学して新花巻駅に戻り、花巻温泉郷の無料送迎バスを利用して、各花巻温泉郷の宿に向かうケースが多いです。

宮沢賢治記念館

記念館は胡四王山のほぼ頂きに位置しています。登りはかなりきついですが、歩道階段が整備されています。

通常は車で登りますが、階段歩道も整備されています。また日時計花壇、南斜花壇を見ながら登っていくのもおすすめ…かなり足にきますので、無理しないよう、途中で引き返すのもありです。

記念館内は撮影禁止となっておりますので、詳細は公式サイトからどうぞ。

花巻市矢沢1-1-36

6位 宮沢賢治童話村

宮沢賢治記念館が主に賢治さん作品に関する展示館に対して、童話村は「賢治の学校」と「賢治の教室」という2つのスペースに分かれていて、大人も子供も楽しめる施設となっています。

宮沢賢治童話村入り口銀河ステーション

童話村の出入り口、銀河ステーション。レトロな車両とマッチしています。

賢治の学校は「ファンタジックホール」、「宇宙」、「天空」、「大地」、「水」の5つの部屋があり、入るやいなや癒やしの水蒸気が溢れているような雰囲気を味わえます。個人的には宇宙の部屋がいいですね。

宮沢賢治童話村銀河トレイン

童話村内を走る銀河トレイン。連休や夏休み、イベント開催時に運行します。

賢治の教室は「植物」、「動物」、「星」、「鳥」について楽しく学ぶことができます。

花巻市高松26-19

 

7位 賢治詩碑+賢治自耕の地(下ノ畑)

賢治詩碑は、かつて羅須地人協会が存在した、花巻市桜町にあります。

詩碑を彫ったのは、賢治さん及び宮沢家と交流があった、高村光太郎さんです。

詩碑の文字には修正が加えられていますが、それがリアリティを感じます。

賢治祭当日の賢治詩碑

賢治祭は賢治詩碑の前で行われます。

敷地内には、現羅須地人協会(花巻農業高校敷地内)の入り口に掲示している「下ノ畑ニ居リマス」と同じ文字があります。

賢治さんの命日の9月21日、賢治詩碑前では「賢治祭」が開催されます。

遠くは九州、全国から熱心な賢治さん作品愛好家、賢治さんを愛する人たちが集まり、詩の朗読や演劇、合唱を皆で楽しみます。

地元の中学生、高校生が主体の祭りであることから、爽やかさ、清々しさを感じる花巻を代表する行事です。

下ノ畑ニ居リマス・賢治自耕ノ地(下ノ畑)

賢治詩碑の前の「下ノ畑ニ居リマス」と「賢治自耕ノ地(下ノ畑)」

賢治詩碑から500mほどに場所に、賢治さんが若者と農業に精を出した「賢治自耕の地(下ノ畑)」があり、賢治さんが存在した証の場所となっています。

花巻市桜町宮沢賢治詩碑

8位 ぎんどろ公園+身照寺

賢治さんが教鞭をとった旧花巻農業高等学校の跡地に「ぎんどろ公園」はあります。

春のぎんどろ公園

桜満開のぎんどろ公園。秋は紅葉が楽しめます。

「ぎんどろ」とは泥の木のこと、ぎんどろ公園には賢治さんが大好きだったぎんどろの木がたくさん植えられています。

更に春には各種桜が、秋には赤の濃い紅葉で私達を楽しませてくれます。

ぎんどろ公園風の又三郎群像

ぎんどろ公園内にある風の又三郎群像

ぎんどろ公園には、風の又三郎群像や賢治さん作品に良く登場する猫などのモニュメントが設置されていて、本当に心癒されます。

宮沢賢治墓所身照寺

賢治さんのお墓がある身照寺(しんしょうじ)

ぎんどろ公園から200mほど坂を下ると、賢治さんのお墓がある身照寺があります。

こちらも桜が見事、特にしだれ桜の美しさには思わず驚嘆の声を発してしまいます。

お寺の敷地内であり、あくまでお墓なので心静かに見学願います。

花巻市若葉町ぎんどろ公園

9位 南斜花壇+日時計花壇

ポランの広場のひとつが南斜花壇。春から夏が見頃です。

賢治さんの設計を基に復元され、傾斜地に花壇が作られています。

ポランの広場南斜花壇

ポランの広場内にある南斜花壇

唐草模様を取り入れ、歩道が1本のつる、花壇が果実をイメージしています。

宮沢賢治記念館から下る祭はかなり傾斜がきついのでゆっくり注意して降りましょう。

尚、花巻温泉の南斜花壇はバラ園に変わり、6月中旬~7月上旬はローズフェスティバルが開かれます。

ポランの広場日時計花壇

ポランの広場内にある日時計花壇

日時計花壇もポランの広場のひとつ、南斜花壇の下側に位置しています。

写真の白い棒が日時計の部分であり、文字盤の数字に花が使われています(ローマ数字)。

賢治さんの設計で、復元されました。

春から夏にかけて、花が最もきれいに咲き誇る季節です。

日時計花壇の原型は花巻温泉のバラ園に見ることができます。

南斜花壇と日時計花壇は、イーハトーブ館に隣接しています。

花巻市高松1-1-1

10位 イギリス海岸

賢治さんの観光スポットで、人気が高いのが「イギリス海岸」。

イギリスドーバー海峡の地質に似ていることから、賢治さんが命名しました。

イギリス海岸

自然に岩が出現することはありません。

残念ながら、昔と異なり、渇水となることがほとんどないため、くっきりと岩が出ることはめったにありません。

年に1回ほど水量を人工的に調整し、出現させることがあります。

イギリス海岸

平成28年9月21日のイギリス海岸。少しですが、岩が出現しています。

そんな理由により、10位としましたが、沿岸の散策コースを回ってみることで、賢治さんが生徒と触れ合った当時の気持ちに共感できるかもしれません。

上の画像は普段のイギリス海岸、下の画像は平成28年9月21日(賢治祭同日)に水量調節して岩を出現させたもの。ちなみに平成29年は降雨により中止となっています。

花巻市上小舟渡イギリス海岸




次点 産湯の井戸

賢治さんの母方の実家は、花巻市鍛治町の宮沢家(現在は宮沢商店)です。

ちなみに賢治さんは父方も宮沢ですが、母方の姓も宮沢です。

賢治生誕産湯の井戸

産湯の井戸は、昔のまま残っています。

ここに賢治生誕、産湯の井戸(うぶゆのいど)があります。

一般公開は毎年8月で、案内役のおかあさんが親切に水の汲み方を教えてくれます。

深くて底が見えませんが、水は今でもしっかり湧き出てくるそうです。

賢治生誕産湯の井戸

賢治生誕の家(鍛治町)敷地内に産湯の井戸はあります。

公開が8月のみなので、次点としましたが、賢治さんに関する特別な資料として必見です。

尚、8月以外でも宮澤商店さんのご好意で見学可能な日があるようです。

花巻市鍛治町産湯の井戸